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東京都千代田区の歴史
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所在地 千代田区外神田2-16-2 (神田神社)

千代田区指定有形民俗文化財
 大伝馬町八雲神社の鉄製天水桶
     平成16年(2004)4月1日指定

 この天水桶は、地上からの高さが1.4mほどになる一対のものです。八角形の基壇と四角形の台座は石製で、天水桶は鋳鉄製です。天水桶の口縁には「巴(ともえ)」が連続する文様が見られ、また台座は蓮弁(れんべん)を模した形にするなど、装飾も施されています。
 
銘文によれば、この天水桶は、江戸深川上大島町(江東区大島)在住の御鋳物師(いもじ)である太田近江大掾(おおたおうみのだいじょう)藤原正次(釜屋六右衛門、通称、釜六)が作成したもので、江戸の問屋仲間の一つ太物(ふともの)問屋仲間が天保10年(1839)6月に奉納したものです。太物問屋とは、反物などの流通を一手に扱う商人のことで、江戸でも日本橋界隈を中心に軒を並べていました。
 
大伝馬町八雲神社は、江戸時代には祇園牛頭(ごず)天王社(一の宮)と呼ばれ、当地に祀られていた地主神でした。その運営費用は、最初は、宮元である大伝馬町が伝馬入用から賄っていましたが、のちには太物問屋仲間が賄うようになり、運営主体が代わっていきます。そのため、天水桶には、元々の宮元である大伝馬町の名とともに、当時の神社運営に携わっていた太物問屋仲間の名も見ることができます。
 
江戸の問屋仲間と神社との関わりを、私たちに教えてくれます。
  
平成17年(2005)3月 千代田区教育委員会

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