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東京都千代田区の歴史
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所在地 千代田区三崎町2-15-6 (株式会社加藤文明社)

 川上座は明治29年(1896)6月、新派劇の祖といわれる川上音二郎によって建てられ、開場した劇場である。建坪は、212坪・桟敷定員150・土間577、大入場354人で立見場はなかったと記録されています。川上音二郎はオッペケ節で自由民権思想の普及・歌舞伎劇に対抗して壮士芝居(新派劇)を興したことで有名です。また女優川上貞奴は彼の妻であることは周知のとおりです。
 明治34年(1901)1月から改良座と改称しましたが明治36年(1903)4月6日失火して焼失、以後再建されませんでした。
 なお、三崎町一帯は三崎座(現三崎町2丁目11番)東京座(現三崎町3丁目3番)などがあって、三崎三座と称され、東京の演劇界の一つの中心として賑わいました。
 平成2年(1990)3月 千代田区教育委員会
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