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東京都千代田区の歴史
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所在地 千代田区鍛冶町1-8

 このお稲荷さんは何時頃から此の地に祭られたか記録がないのでさだかではありません。
 
古老の話によりますと「昔から俗に『伊勢屋、稲荷に犬の糞』と謂われて江戸時代には神田日本橋の町内には、お稲荷さんと伊勢屋は必ずあったそうだ。従って江戸時代の末期頃ではなかったか」という事でした。
 
明治41年(1908)にこのあたりで続けて三件の火災が発生し、誰れ言うとなく「お稲荷さんを粗末にしたせいではないか」と早速、町内有志が集まって荒れ果てていたお宮や境内を清掃修復し、改めて豊川稲荷赤坂別院より導師をお迎えし、御祈祷を願い、それからは豊川稲荷の末社となり、商栄講を組織して、毎年2月の午の日にはお祭りをする様になりました。それ以後火災はピタリとなくなり、その後に関東大震災(1923)、第二次世界大戦と二度の災厄に焼失しましたが、その都度町内一同の努力をもって復興しました。
 
今回も新しい街づくりの為やむなく取り壊されましたが信仰厚い皆様によって再建され町内各位の『家内安全』『商売繁昌』の守護神として今もなお崇敬を集めて居ります。
  
平成3年(1991)11月吉日 神田商栄講

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