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東京都千代田区の歴史
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所在地 千代田区神田錦町3-2 (千代田印刷会館)

      中西乕之助翁功業顕彰のことば
中西乕之助翁は、慶応2年(1866)京都に生れ、早く印刷業に志し、明治13年(1880)本木昌造氏創業の点林堂印刷所に入社して以来多年斯業に精励し、その進歩発達に日夜意を盡くす。功業まことに顕著なものがあった。今その梗概を回顧すれば、明治24年(1891)若くして京都になかにし英成堂を創業し、石版印刷を起こす。次いで明治27年(1894)ここに印刷業において初めて電動機使用のことを始め、後、更に村井兄弟商会のたばこの外函その他の電機銅凸版法による印刷に成功し、続いて明治32年(1899)海外からアルミニユーム平版印刷機を購入して、アルミ輪轉使用の創始者となる。越えて大正3年(1914)3月神田鎌倉河岸7号地において、神戸の人市田幸四郎氏の協力を得てオフセット印刷合名会社を創立し、初めてアメリカよりハリス式自動オフセット印刷機を輸入して、その操業を見る。ここにわが国における近代オフセット印刷の基幹は、まさに確立せられるに至った。世にこの地を、實にわが国オフセット印刷発祥の地と称せられる。翁は、以来なお一層この業の探求発展に力を注ぎ、その終生を捧げられて、昭和15年(1940)10月13日、行年74歳で惜しくも逝去された。ここに斯界における沖なの往事を偲び、わが国オフセット印刷の開拓者としての多年の功業を顕彰する。
由来、千代田区は、幕府の蕃書調所の活版術創始以来、わが国印刷の歴史に深いゆかりを持つ。このたびこの地に千代田区印刷会館が建設せられるにあたり、近代平版印刷草創のことを思い、先人の功業を敬慕して、永くこの奉を後世に傳えようとするものである。
 昭和46年(1971)6月
 中西乕之助翁顕彰会代表 八十九歳翁従三位勲二等鎌田弥壽治識

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