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東京都千代田区の歴史
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所在地 千代田区平河町1-7-5 平河天満宮

   千代田区指定有形民俗文化財
       力石(天龍石)  指定 平成5年(1993)4月

 「力石」とは、一定重量の大小の円形または楕円形の石で、村の鎮守、神社境内、会所や村境(今日の行政単位のむらではない)にあって、若者達が力試しに用いたと記録されています。
 古来、わが国民間信仰では石に係わる信仰は多く、石に神霊がこもる、あるいは石を依代(よりしろ)としている神々も多いとされています。
 また、「力石」における伝承のひとつとして、「道切」説もありますが、「巨人伝説の大草鞋(おおわらじ)」などと同種のものと考えられます。しかしこれらは、石神等に関する伝承の変化であって、昔は、村々に疫病の進入を防ぐための神であり、呪い等であったようです。(疫病は道を伝わって来ると信じられていました)。
 平河天満宮の力石の由来は詳らかではありませんが、江戸・東京の若者達の生活と娯楽の一端を知るうえで貴重な資料であると思われます。
 なお、本力石の表面には、中央に「天龍石」、右端に「十店助次郎持之」、左端に「同新助」と刻まれています。
 平成6年(1994)12月 千代田区教育委員会
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