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東京都千代田区の歴史
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所在地 千代田区麹町6-4-2 (心法寺)

千代田区指定史跡
 下野皆川藩松平家墓所  
     平成19年(2007)4月1日指定

 この墓所は、皆川藩主松平(能見)家三代の墓所です。皆川藩松平家は、初代重則が大名に取り立てられ、当初は上総国百首(千葉県富津市)の地に拠点を置きました。のち下野国都賀郡皆川に居を移し、1万500石を領しました。しかし、三代重利が寛文5年(1665)に幼くして没したため断絶になりました。
 江戸時代初期の麹町・神田には寺院が多数所在しましたが、後期には四谷御門内の甲州道中沿いに、心法寺・常仙寺・栖岸院の三寺院が残るだけでした。関東大震災を期に、常仙寺・栖岸院が区外へ移転しましたので、区内で江戸時代初期に開かれ、かつ墓域を有する寺院は心法寺が唯一の存在です。「寛政重修諸家譜」によれば、心法寺には11家15系統の武家の墓所があるとされていますが、「下野皆川藩松平家墓所」は、その中で唯一の大名家墓所であること、寛永年間から寛文年間という江戸時代初期の墓標が残っていること、当初の姿は失われてしまっているものの「江戸名所図会」の挿絵にも描かれるなど江戸時代後期の姿をのしているという点で、貴重な存在です。
 平成21年(2008)3月 千代田区教育委員会
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